日商簿記1級を独学で合格するためにやった4つの勉強法

   

簿記1級を独学で合格する勉強法

あなたは、「なるべく効率よく勉強して、日商簿記1級に合格したい」と思っていませんか?

そこで今回は、実際にボクが簿記1級を合格するためにやった勉強法や、簿記に対する考え方、勉強のコツを紹介していきます。

一般的に「簿記1級はセンスが必要だ」と言われていますが、ボク自身は適切な勉強法さえすれば、誰でも合格できる資格だと断言できます。

ぜひ、参考にしてください。

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ボクが簿記1級を合格するまでの経緯

勉強法の紹介の前に、簿記1級に受かるまでの経緯を参考までに紹介。

1年目。最終目標を「税理士合格」に定めて、手始めに日商簿記3級の勉強を始めました。1か月ほど勉強をして、100点中77点で合格。

普通は簿記3級→2級と言うルートを通るのがセオリーですが、「どうせ簿記1級取らないと税理士試験受けれないし、2級はいいや」と思ったので、いきなり簿記1級の勉強を開始。1回目の試験は、1日3時間を4ヶ月勉強したものの、合計20点とあえなく撃沈。

それから半年後2回目の試験を受けるのも、56点で不合格

3回目の試験勉強の前に「これまで不合格だったのは、勉強法が間違っていたからでは?」と思い始め、勉強法をガラッと変える。満を持して受験した半年後の3回目は、70点で見事合格しました。

日商簿記1級の結果発表

点数的にはかなりギリギリの合格でしたが、簿記1級の試験が終わった時には「絶対に受かったな」とかなり自信がありましたし、勉強法を変えたことで分野ごとに余裕をもって問題に取り組めました。

日商簿記1級を受かるのにセンスは必要か?

よく「簿記1級は才能が必要だ」と言われますが、ボクから言わせると全くとデタラメだし、簿記1級は適切な勉強法を確実にこなしていけば、高校生や中学生でも合格できる試験だと思っています。

そもそも、簿記(会計)自体が「会社のお金の出入りを記録・管理して、その記録から経営の改善策を導き出すための理論体系・方法」なので、センスが入る余地なんてないのです。

確かに、簿記1級は難しいし意味が分かりにくい分野などもありますが、「理解不能」ではなくて、1つずつ分かる部分から理解していけば、必ず合格に必要な知識は得られます。

簿記1級を独学で合格するためのポイント4つ

では、具体的にどのようにして簿記1級の勉強をすれば良いかと言うと、以下の4つのポイントを意識して勉強していきました。

1、理解をして覚えるようにする

簿記1級で超重要になることは、単に問題を解きまくるのではなく、その仕訳や会計処理の意味や、どうしてその処理をするのかの理由を理解するようにします。

なぜなら、簿記1級の問題は、前回の試験の内容+αの問題が出題されるようになっているので、簿記2,3級の様に問題パターン暗記では対応できないからです。

つまり、本番の試験では、今まで見た問題の中で一番難しい問題が出ると言っても過言ではありません。それらの問題にしっかりと対応するためにも、簿記に対する深い理解が必要になってきます。

どのようにして理解を深めていけば良いのか?

では、どのようにして理解を深めれば良いのでしょうか?

例えば、商業簿記の重要論点に「キャッシュフロー計算書」があります。この分野の勉強をする時には、ただキャッシュフローの計算をするのではなく、

  • なぜ税引前当期純利益から減価償却費をプラスするのか?
  • キャッシュフローが、営業活動や投資活動別に分けられているのはなぜか?

と言う風に、小さなことでも疑問を感じてそれを理解をしていくのです。

深い理解をするためには簿記のテキストだけでは不十分で、ネットや市販の会計の本を使って調べていく必要があります。

例えば、ボクの場合はテキストとは別に「原価計算の本質と実務がわかる本」、「ほんとうにわかる管理会計&戦略会計」などの本を読みました。

この2冊は値段はそこそこするものの、原価計算や管理会計と言った受験生がつまづきやすい分野を分かりやすく解説していて、ボクが原価計算で満点近く(25点中23点)取れたのも、この2冊が多いに役立ったからです。

2、最低3回は復習するようにする

簿記1級を突破するために理解を深めるのも重要ですが、何回も復習をして理論的な部分や問題の解き方を頭に叩き付ける必要があります。

ボクの場合、今日勉強した内容は、次の日に復習、2日後の2回目の復習、1週間後に3回目の復習をしていくと、効率よく内容を記憶することができました。

使った教材は

この3種類ですね。

半年間の勉強期間があるとすれば、最初の3~4ヶ月でスッキリわかりシリーズを完成させて、その次に過去問、最後に余裕があれば直前予想を解く、と言う感じですね。

過去問に関しては、本番の試験で同じ問題はほぼ100%出ませんが、どんな問題が出るかとか時間配分に慣れるために何回も解きなおして、満点近くまで余裕で取れるぐらいの実力を付けました

効率よく復習をしていくために工夫したこと

先ほど「テキストと過去問は最低3回は復習する」と言いましたが、全ての問題を完璧に復習するのはきついですし、効率的な勉強ではありません。

なので、ボクの場合は、下図の様に解いた問題の番号に「○、△、×」の3種類のマークを付けて、復習の重要度を決めて復習をしていきました。

hukusyuu-yarikata

この3種類のマークの意味は、

  • 〇の問題・・余裕で解けたから、試験前に確認するだけ。
  • △の問題・・何とか解けたけど、次も解けるか分からないから復習する。
  • ×の問題・・全然解けなかったから、重点的に復習をしていく

と言う風に分けていました。

こうすることで、どの問題を重点的に復習をして、どの問題を手を抜いて勉強するかのメリハリが付けれるので、本当にマスターしたい内容に時間をかけることができました。

3、勉強スケジュールを立てておく

勉強スケジュールを立てる

簿記1級の勉強期間は、半年~1年の間にテキスト8冊、過去問1冊を仕上げると言う長期戦になります。なので、ある程度の勉強スケジュールを立てておかないと、モチベがすぐになくなりますし効率よく学習ができません。

具体的にどのようにスケジュールを立てるかと言うと、ボクの場合は「まずは大ざっぱに計画を立てて、そこから細かく計画を立てる」と言う方法にしました。

勉強スケジュールの超具体的な立て方

例えば、半年後にある簿記1級の試験に合格する、と言うのを最終目的とします。基本的には、テキスト8冊と過去問1冊、予想問題集1冊の計10冊を半年以内にマスターすれば合格できるので、これら10冊を半年以内に消化できるように計画を立てていきます

これらの教材を消化するために、大ざっぱな計画を立てていきます。ボクの場合だと、0~4ヶ月の間にテキスト8冊をマスターして、4~5ヵ月目の時に過去問+予想問題集をマスター、最後の1か月に最終チェックをする、と言う大ざっぱな計画を立てました。

そして、テキストは0~4ヶ月でマスターするわけだから、1か月で2冊マスターする必要があります。大体1冊のテキストには問題は40問程度あるとすると2冊で80問。これを3回復習するので、1か月で240問解けば良い、と言うことになります。

1か月で240問ということは1日8問ずつ解けば、簿記1級の合格にかなり近づく、と言うことが分かるわけです。

もちろん、スケジュールを立てても計画通りに完璧に進むのは稀で、「意外にこの分野の勉強に手こずった」と言う場合が予想されるので、少しゆとりのある目標設定をしていくと良いです。

4、簿記1級の本番直前1か月での勉強のやり方

簿記1級において本番直前1ヵ月での勉強は重要で、その時期にどれだけ踏ん張って知識を詰め込めるかで点数に大きな差が出てきます

そこで本番直前の勉強で心がけたいポイントを、2つ紹介していきます。

1、直前は過去問よりもテキストを重点的に勉強する

本番直前では、過去問を何回も解きなおすよりも、テキストの問題を何回も解いたり、テキストの解説の部分をしっかり読み直す方が点数が上がります

上記で述べたように、簿記1級は「過去問+α」の問題しか出ないので、過去問を何度も解きなおしたところで、結局は本番よりも優しい問題を使って勉強していることに変わりはないので、思ったより点数は伸びません。

それよりも、テキストの問題を復習したり、解説の部分をもう一度読み直すことで、今まで理解し記憶した知識をもう一度インプットできるし、ちょっとした知識の漏れを補うことができます。

2、頻出論点以外の部分もしっかりと見直す

他の試験と同じ様に、簿記1級でも頻出論点は存在します。例えば、「連結会計、キャッシュフロー、CVR、部門別計算」とかは2回に1回は出ているのでは、と言うぐらい多く出ていますね。

しかし、簿記1級は非常によく出来ている試験で、「試験対策用に頻出論点だけ勉強した」と言う受験生を落とすように問題が練り込まれています

しかも、「多くの受験生が正解した問題の配点は多くして、逆に多くの受験生が間違えた問題の配点は少なくする(ゼロの場合もある)」と言う傾斜配点が存在するので、ある論点だけ突出して正解するよりも、基礎・標準レベルの問題を正解した方が点数が稼ぎやすい傾向があります。

例えば、これまで出題されなかった「在外子会社」や「事業分離」、「労務費計算」とかがいきなり出題されて、しかも配点が高いみたいば場合があるので、頻出論点だけでなく全ての論点を広く復習する必要があります。

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