小説ゴールデンスランバーのあらすじと感想

   

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伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」を読み終えました。

久しぶりに小説を読んで涙が出そうになってきたので、紹介していきます。

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ゴールデンスランバーのあらすじ

大勢の観衆が首相の凱旋パレードを見守る中、首相が爆発テロによって殺された。しかも何故か、青年・青木雅治は首相爆殺の濡れ衣を着せられる事となってしまう。

巨大な陰謀に包まれた青木は、どこまでもどこまでも必死に逃げていく。

ゴールデンスランバーの感想

本書「ゴールデンスランバー」を読み始めた時は、ものすごく新鮮な感じがしました。

小説の書き方って色々な方法があるみたいで、その1つの書き方として、ある事実を元に小説のストーリーを作る、と言うのがあるようです。例えば、夏目漱石は自身の体験を元に書いているし、村上春樹の「1Q84」は、「オウム真理教かな?」と言う感じがあります。

このように大半の小説では、ストーリーの元となる事実があるわけですが、読者が結末を簡単に予想できたら面白くないので、巧妙に元ネタを隠したり、登場人物や時代背景は参考にしているけどストーリーは全然違う、と言う工夫をしています。

しかし、本書「ゴールデンスランバー」もこの書き方をしているのですが、思いっきり最後の結末が読めます。少なくとも、2択に絞る事ができるぐらい簡単に結末を予想できるのです。

結末が読めるのに、なぜ面白いのか?

上で述べたように、本書は結末が簡単に読めます。しかし何故か、「もっと内容を知りたい」と言う欲求が止まらないのです。

本記事の冒頭の「あらすじ」に書きましたが、主人公の青木雅治は、首相爆殺の濡れ衣を着せられるわけですが、なぜ青木が濡れ衣を着せられる事になったのか?青木を執拗に捕まえようとする者(グループ)は、一体何者なのか?

この事が気になって、時間を忘れて読み続けてしまうわけです。

この読者の「知りたい」と言う欲求を掻き立てて、その欲求を最後まで持続させるのは、さすが伊坂さんだと言わざるを得ないでしょう。

「痴漢は死ね」に涙が止まらん

「痴漢」と言う言葉と「死ね」と言う言葉は、本来は悪いイメージで使われる言葉です。普通の人間ならば、この2つのキーワードに出会ったら、嫌悪を抱いてしまうでしょう。

しかし、本書を読んでいくと、「痴漢は死ね」と言う言葉に涙が止まらなくなります。まさか、この2つの嫌悪ワードが、美しいハーモニーを奏でるとは予想もしなかったです。

まとめ

本書「ゴールデンスランバー」は、主演・堺雅人で映画化をされています。しかし、映画を見るのではなく、絶対に小説を読む方をオススメします。

映画を見るかor小説を読むかに関しては賛否両論ありますが、本作は回想シーンが多めなので、圧倒的に小説の方が作品の良さを出し切れています。回想シーンにありがちな、切ない気持ちや懐かしむ気持ちを描くのは、やはり映像よりも文字の方が優れていますからね。

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