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あなたは、簿記3級の勉強を始めようと思っても、何をしたら良いのか分からないのではないでしょうか?
簿記の勉強は、学校の数学や英語の勉強とは全く異なるものなので、勉強法を根本から変えていく必要があります。
それは、簿記の勉強をしたことがない人にとっては、難しいことですよね。
しかし、安心して下さい。
これから紹介する「日商簿記3級を1ヶ月の独学で合格した勉強法」を実践すれば、誰でも簿記3級に合格することができます。
ぜひ、参考にして下さい。
簿記3級の勉強で準備するもの
簿記3級を勉強していく上で、必要になるのは以下の3つです。
- テキスト&問題集「スッキリわかる 日商簿記3級」
- 過去問「合格するための過去問題集」
- 電卓
テキストと過去問は、TAC出版のものを使っていきます。
他のも色々な出版社からテキストが出ていますが、TAC出版のは説明が分かりやすく、テキストと問題集が1冊にまとまっているので、勉強がしやすかったです。
また、簿記の試験では電卓を使って良いことになっているので、必ず準備するようにしましょう。
電卓は、普通に計算できる程度の機能の電卓のみ使って良いことになっていて、理系の人が使うような高機能な電卓を使ってはいけません。
簿記3級を合格するのに必要な実力
簿記3級は、過去問と問題集が解ける様になれば、ほぼ100%合格できる実力をつけることができます。
人によっては、問題集は一切せずに、過去問ばかり解いていて合格できる人もいます。
実際に過去問を見たら分かるのですが、簿記3級の試験問題は、毎回同じ様なものしか出ません。
なので、試験の傾向を把握した上で勉強をすれば、1ヶ月の独学だけでも十分に合格することが可能なのです。
ボク自身も、1ヶ月間だけ過去問と問題集を解きまくることで、本番では97点の点数を叩きだせました。
初日~10日:テキストを読んで例題を解こう
ここからは、具体的に簿記3級を独学で合格する勉強法を見ていきましょう。
まずは、テキストを読んで、「簿記ではどんなことをしていくのか」を知りましょう。
おそらく、最初はテキストに書かれている内容が理解できないと思いますが、テキストに書かれている事を真似しながら例題を解いていきましょう。
簿記はスポーツに似ていて、スポーツだと、シュートの打ち方の説明を聞いただけでは理解できないけど、実際にシュートの練習をしてみたらシュートの打ち方が分かってきますよね。
簿記も同じで、ただ説明を聞いただけでは理解できないけど、実際に手を動かしながら計算していくと、何となく感覚が掴めてくくるのです。
10日~:過去問と問題を解きまくる
テキストを終わらせたら、すぐに過去問を解きましょう。
テキストを終わらせた後は、次に問題集を解き始める人がいますが、ハッキリ言って時間の無駄です。
簿記3級の問題の難易度は、「過去問>>問題集>>テキスト例題」のような感じなので、いくら問題集を完璧にしても、本番で解けるとは限りません。
なので、なるべく早めの時期に過去問を解くのが重要です。
とは言っても、最初は過去問は全然解けないと思いますが、落ち込む必要はありません。
解けなかった問題があるごとに、テキストで内容をチェックして、その仕分を覚えるようにしましょう。
必ず自分の手を動かして問題を解いていこう
「完璧に理解できた」と思っていても、自分の手を動かして問題を解くようにしましょう。
人間の脳は、インプットする時のアウトプットする時とでは、脳の異なる部分を使って処理をしています。
なので、いくら簿記を理解したと思っても、実際にその知識を活用して問題が解けるとは限らないのです。
何度も復習をしていこう
ボクたちの脳は、5日前の夕食のメニューを覚えられない程度の能力しかありません。
なので、1回問題を解いただけでは、1か月後の本番の試験で解けるはずがありません。
なので、過去問や問題集の問題は、何回も解くようにしましょう。
ボクの経験上、3回以上解き直すと解き方を覚えれるし、計算スピードも早くなるのが実感できるようになります。
問題集の使い方
上記で説明したように、簿記3級は基本的には、「テキスト→過去問」という流れで勉強をしていきます。
しかし、過去問を解いていくと自分の苦手分野が分かってくると思うので、その分野は問題集で補うようにしていきましょう。
問題集は、色々な形式の問題を扱っているので、もし、本番で変化球の問題が出てきても冷静に対処できる力が付きます。
とは言っても、簿記3級で変わった問題が出題されることは、ほとんどありません。
また、仕事で忙しくて勉強時間が十分に取れない人は、問題集を一切せずに過去問だけを解いていくのもOKです。
ボクの友人も、テキストと過去問だけで合格した人もいます。