あなたは、物理の勉強法をどのようにすればいいのか分からずに、悩んでいるのではないでしょうか?
理系の大学受験の合格者は、ほとんど物理を得意としていることが多いので、物理は絶対に落としてはいけない、というプレッシャーを感じていることでしょう。
しかし、安心してください。
これから紹介する物理勉強法を実践すれば、誰でも偏差値60、そして偏差値70まで上げることができます。
明日からすぐにできる方法なので、ぜひ参考にして下さい。
入試の物理で出題される問題とは?
まずは、下の2つの問題を見比べて下さい。
似たような問題のように見えますが、実はこの2題は、上図が2013年度センター物理で出題された問題で、下図がボクが受験生時代に使っていた基礎問題集「物理のエッセンス」に収録されていた問題なのです。
上の問題は、ほんの一例ですが、大学受験の物理の問題では、市販の基礎問題集と比べて、数字だけが変わっている問題、問題を解く上での考え方がほとんど同じものが8割以上を占めています。
このことから分かるように、物理の勉強で重要なのは、基礎問題のマスターなのです。
基礎レベルの問題をマスターする方法
基礎レベルをマスターするためには、以下の2つを心がけると良いです。
- 1.同じ問題を何度も解く
- 2.公式や解答に対して常に疑問の目を投げかける
ここの部分はかなり大事なので、それぞれ詳しく説明していきましょう。
1.同じ問題を何度も解く
人間の脳は不完全な所が多く、覚えたことは1日経つと74%忘れてしまいます。
つまり、今日100点取れたのが、明日になると26点しか取れなくなるのです。
しかし、1日後に復習をすると50%覚えれるようになり、さらに2日空けて復習をすると70%の知識を記憶することができるのです。
具体的な勉強法を挙げると、1日目は問題を5問解きます。
そして次の日には、新しい5問と昨日解いて間違った問題を解きなおします。
そして、また次の日は新しい5問と1日目と2日目の間違った問題を解くようにします。
面倒くさい方法に見えるかもしれませんが、結局はこの勉強法が、確実かつ効率的に学力を付けれる勉強法なのです。
2.公式や解答に対して常に疑問の目を投げかける
物理の問題では、似たような問題でも少し条件が違うだけで全く違う答えになったりすることが、多くあります。
このような問題に対応するためにも、公式や問題への深い理解が必要不可欠になってくるのです。
公式や問題を深く理解するためには、常に疑問を持ち続けることです。
例えば、波の強めあう弱め合うの公式は、なぜ強めあう時が波長の整数倍になって、弱め合う時が波長の(整数+1/2)倍になるのか?などです。
疑問を持って、自分で教科書や参考書、ネットで調べて初めて、今まで気付けなかったことに気付けますし、学力も付いていくのです。
おすすめの物理の問題集とは
勉強をやり始めた頃は、「物理のエッセンス 力学・波動」「物理のエッセンス 熱・電磁気・原子」を使っていきましょう。
信じられないかもしれませんが、これを3~4周終わらせた頃には、河合塾の記述模試で偏差値65は軽く超えることができます。
「物理のエッセンス」を仕上げた後は、「名問の森 力学・熱・波動」「名問の森 電磁気・電子」という応用レベルの問題集を3周以上繰り返し解いていきましょう。
はじめは、あまりの難しさに全く歯が立ちませんが、解答を見て解き方を知るだけでも実力が付いていきます。
ボクの場合は、これらを仕上げた時には、河合塾の記述模試で偏差値70、センター本番95点、九大本番8割を取れました。