By: David Goehring
古文の参考書って、やたらと同じ様な物が出版されていて、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
「一応、手あたり次第買っておくか」と言う人はいるのでは、と思っています。
しかし、成績を上げるためには、何冊も古文参考書を買う必要はありません。
これから紹介する7冊の内、4~5冊を選べば、センター9割レベルは到達できます。
それでは、早速説明していきましょう。
おすすめの古文単語帳
読んで見て覚える重要古文単語315
まず古文単語帳は、この「重要古文単語315」の1冊で十分です。
この本は、ボクの学校に買わされた物ですが、イラストやゴロが抜群に覚えやすく、この単語帳のおかげでセンター古文の点数を9割まで上げることができました。
単語帳は、他に「ゴロゴ」や「マドンナ古文」などがありますが、「ゴロゴ」はゴロにくせがあるので人を選ぶ感じですし、マドンナは単語数は少ないのが欠点です。
「重要単語315」は、センターで9割取るのに十分な量の単語が載っていますし、見出しの単語以外にも多くの単語が載っているので、文系で2次対策をする人の要望にも応えている参考書になっています。
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おすすめの古文文法書
富井の古典文法をはじめからていねいに
古文の文章に出てくる文法の意味・活用形が分からない、と言う人向けの参考書。
タイトルの通り、古文の文法を最初から丁寧に説明してくれています。
学校で配られる文法書は、ただ単に解説があったり表にまとまっているだけですが、本書は文法の意味や活用形の覚え方やゴロを多く掲載しているので、古典文法が格段と覚えやすくなります。
文法は文章を読むためにはもちろん、センターや2次でも文法問題は必ず出るので、高得点を目指すのであれば鬼オススメです。
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ステップアップノート30古典文法基礎ドリル
文法書では、こちらもオススメ。
上の「富井のはじめから~」よりも難易度がやや高めで、センター模試で安定して6割取れる人向けです。
問題を解きながら、自然な形で文法を習得できます。
文法が意味不明で苦手意識がありすぎる人は「富井のはじめから~」を、センター模試や定期テストでそこそこ点が取れている人は「基礎ドリル」をやると良いです。
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おすすめの古文読解参考書
富井の古典読解をはじめからていねいに
古文単語や文法を覚えたのに、なぜか点数が取れない人向け。
そういう人は、古文独特の常識や文章の書き方を理解すれば、すんなりとセンター9割に到達できるのですが、そこで役に立つのが本書です。
例えば、現代の物語でも「明日(オレと)遊ぼうぜ」と言う風に、「誰と」等の言葉を省略することは良くありますが、それは「こんな事はわざわざ言わなくても分かるよね」という、読者と筆者の共通理解(常識)があるからです。
古文の世界でも同じで、筆者が「こんな事言わなくても分かるよね」と判断した事は、わざわざ丁寧に書いていません。
なので、その文章に書かれていない内容を理解するためにも、古文の常識や考え方を理解する必要があるのです。
そのためにも、「富井の古典読解を~」で古文の考え方や常識を理解する必要があります。
実際に、古文の世界の考え方を理解するだけで、めちゃめちゃ読みやすくなります。
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センター過去問
高校や予備校に通っていると、授業中に過去問を解けるので簡単に過去問が手に入りますが、自分の手元に持っておくのをオススメします。
なぜなら、古文の過去問は、古文独特の文のリズムをつかめたり、文法の復習に最適なツールだからです。
だから、1回解くだけでなく、何回も解き直したいのです。
おすすめは、河合出版の通称「黒本」です。
解答が分かりやすく、解答と問題が別冊になっており、全てのセンター過去問が掲載されているのが良いです。
古文はセンターのみ、と言う人は、他のマーク問題集などを使わずに、コレだけ何周も回していけば実践力が身につきます。
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おすすめの古文問題集
古文上達 基礎編 読解と演習45 文法理解から応用まで
巷では結構有名な問題集。
今まで覚えた単語や文法、古文読解を実践に即した形に変えてくれます。
これをやっておけば、文法や単語の復習にもなるので、わざわざ単語帳や文法書で復習する手間も省けます。
正に、勉強の効率も考慮した作りになっている、文系であれば、1度は目を通しておきたい名著。
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中堅私大古文演習
タイトルの通り、中堅私立(日大レベル)の問題を集めた問題集。
扱っている問題が、私立志向の強いものばかりなので、センターや国公立狙いの人は必要ないです。
しかし、私立狙いの人にとっては、役に立つ問題集であることには間違いなく、私立独特の問題に慣れるためにも、過去問と併用して使うと良いでしょう。
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