By: Jim G
あなたは、「効率よくセンター古文で9割、満点を取りたい」と、思っていませんか?
しかし、センター古文に関しては、「どのように勉強をすれば、点数が上がるか分からない」と言う人も多いと思います。
そこで今回は、実際にボクが実践して上手くいったセンター古文を9割まで伸ばす勉強法・対策を4つ紹介していきます。
ぜひ、参考にして下さい。
どうすればセンター古文の点数が上がるのか
センター古文で9割を取れるようになるためには、文章を訳せれるようになるのが一番の近道です。
と言うより、この「訳す」という作業が、センター古文の全てです。
例えば、2008年度のセンター古文の問題を見てみると、以下のような、めっちゃシンプルな話が問題として出題されているだけなんですね。
ある男が、京都に行こうと旅をしていた。その途中で喉が渇いたので、近所の家にお茶を貰おうと立ち寄ったら、めっちゃ美人な人が出てきた。
「その人と付き合いてぇ」と思って口説こうとするけど、その美人さんには旦那がいた。その旦那は、商人で旅を続けているらしい。仕方なく、男はその場を立ち去った。
少し旅を続けていると、何やら葬式が行われている。驚いたことに、その葬式は、あの美人さんの旦那の葬式だった。
もしやと思って美人さんの家に戻ると、家は跡形もなく消え、2つのお墓があるだけだった。実は、男が先日会った美人さんは、すでに死んで幽霊となっていたのだ。
そこで男は、「美人さんは死んだ後も、旦那の為に尽くそうとしていた。生前は、めちゃめちゃ旦那に尽くしていたんだろうな」と思った。(完)
上の文章を見て分かるように、古文の文章自体は、訳せれば何てことない文章が多いです。
古文ってほとんどの場合は、「あなたに会えない悲しみを歌にしてみた」系の恋愛話か、「仏教SUGEEE」の仏様のありがたい話かのどちらかに限られますよね。
センター古文の勉強法
以上を踏まえて、何度も言いますが、センター古文は訳せれば、それだけで点数がもらえる教科です。
では、どうすれば訳せるようになるかと言うと、以下の4つの勉強法を順番にやっていくのです。
- 古文単語を覚える
- 文法を覚える
- 古文の読解のやり方を覚える
- 過去問を本追試共に5年分解く
この4つを順番にやっていくことで、面白いほど古文の点数が伸びるようになります。
では、早速説明していきます。
1.古文単語を覚える
古文では、古文単語を覚えないと話になりません。
しかし、センター古文で必要な単語数は300で、覚えやすい単語も多いので、思ったよりも暗記の負担は多くありません。
古文単語は、ただ紙に書いて覚えるのではなく、ゴロやイラストを使ってイメージで覚えると効率よく暗記できます。
あなたにも、「人の名前は忘れたけど、その人の顔や仕草は覚えている」と言う経験はあるように、人間は文字よりもイメージの方が記憶に残りやすいのです。
ボクが古文の勉強で使った単語帳とは?
ちなみに、ボクが実際に使った単語帳は、「読んで見て覚える重要古文単語315」という単語帳です。
ゴロやイラストが、315の単語全てに掲載されており、覚えやすさを追求した単語帳になっています。
ボクもこの単語帳を使って3週間ほどでマスターすることで、センター模試で10点底上げすることができました。
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2.文法を覚える
古文は単語も重要ですが、文法もマスターしないと全く読めません。
なぜなら、同じ「~な」という文章でも状況によって、「~な」を「~した」と訳すか「~するな」と訳すかが違うように、古文では状況によって色々な意味に変化するからです。
文法の覚え方は、覚えた後に練習問題をして、理解を深めるのが近道になります。
なので、勉強で使う教材は、ただ文法の知識が網羅されているものでなく、練習問題が多く収録されているものが良いです。
3.古文読解の方法を学ぶ
古文の世界では、常識的なことは一々書かない、という暗黙のルールがあります。
例えば、主語を省略したり、「男住みけり」のように、「男は住みけり」の「は」の部分を省略したりするルールがあります。
上の例は簡単でしたが、古文では読解方法を理解していないと、主語が分からなくなり、話の流れが理解できなくなる事がよくあります。
実際に、問題を解いていて「文章の意味が分からなくなった」という時は、主語が誰だか分からなくなった、という時が多いでしょう。
そんな人にオススメなのが、「富井の古文読解をはじめからていねいに」という参考書です。
旧課程の時から発売されいてる本ですが、新課程のなった今でも色褪せることはありません。
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これを3周ほど繰り返し復習をすれば、古文の文章を読む時の感じが、今までとまるで違うようになってきます。
ボクも、この参考書で「古文は訳せれば楽勝」だと言うのを知りました。
4.過去問を解いていく
上の1~3の勉強法をやった後は、センターの過去問を本試験共に5年分を解けば、万全を期する事ができます。
問題を解く時には、復習の意味をこめて、文法や古文読解を意識しながら解くと良いです。
理系・文系問わず、古文はメインの教科ではないので、どんなに遅くても2カ月以内に完成させるようにスケジュールを立てていきましょう。
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