By: Philippe Put
英語の筆記はある程度できるけど、リスニングは勉強法が分からなくて全然ダメ、と言う人も多いと思います。
と言うより、ボクもリスニングは、1浪してもセンター20点もなかったぐらいしょぼかったです。
今回の勉強法は、1浪でリスニングを12→44まで上げた友人が言っていた、リスニングの理論と勉強法です。
彼の話を聞いて、「なるほど」と思ったので、記事にしました。
どうしたらリスニングで聞き取れるようになるのか
突然ですが、あなたは下の英文を正確に(ネイティブ風に)読むことができますか?
I don’t want to play baseball. (オレ野球したくねーよ)
この問題は、「want to」を「ウォント トゥ」と読むのではなく、「ワナ」と省略して読むのがポイントとなります。
実際に、リスニングのテストでも聞き取れない人は、多いと思います。
今度は、超簡単な問題を1つ。
Here you are(どうぞ)
めちゃめちゃ簡単ですね。
実際に、リスニングの試験の時も、前の文は全然聞き取れないけど、最後の「Here you are」だけ聞き取れた、と言う経験は嫌と言うほどあるのではないでしょうか。
上の2つの問題から分かるように、リスニングは、発音の仕方を知っている単語や文章は100%聞き取れるけど、発音を知らない単語は絶対に聞き取れないのです。
だから、「want to」は聞き取れなかったけど、最後の「Here you are」は思いっきり聞こえた、という事になるのです。
つまり、リスニングの対策で必要なのは、単語や文章の正しい読み方を身に付けることにあるのです。
リスニングの3つの対策法
では、実際にどのようにして、センター試験のリスニング対策をするかと言うと、以下の3つの手順をこなしていけば良いです。
まず問題を解いていく
まずは、普通に問題を解いていきましょう。
センター本番のリスニングでは英文は2回流れますが、1回目で聞き取れないのに2回目で聞き取れるはずがないので、1回聞くだけにしましょう。
そして、使う問題集は駿台出版から出されている「大学入試センター試験実戦問題集英語〈リスニング〉」を使っていきます。
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問題もセンター向きで、問題と解説の量もリスニングの点数を上げるのに必要な分は揃っています。
解答を見ながら、もう1度聞く
解き終わったら答え合わせをして、解説の英文を見ながら、もう1度CDを聞きましょう。
その時に、自分が知らなかった単語や英文の発音があったら、メモをしていきます。
正確な発音を聞き取ってメモをするのは、案外難しい作業なので、上手く聞き取れない時は正確に聞き取れるまで、CDの発音を確認するようにしましょう。
シャドーイングをする
今度は、「シャドーイング」をして、英語の正確な発音を、口と耳で覚えるようにします。
「シャドーイング」とは、CDの音声の後を追いかけるように、発音を真似しながら音読をすると言う練習法です。
ポイントとしては、ただCDの後に続いて読むのではなく、発音もCDとそっくり真似をすることです。
ここが抜けては、練習の意味がありません。
この練習法は、1回やっただけではダメです。
3回も4回もとにかく繰り返しやっていくことで、英語の正しい発音が身についていきます。