外山滋比古「思考の整理学」のあらすじ・要約や感想を書いていく

   

思考の整理学 要約 感想

東大生や京大生にちょっとでも近づきたくて、外山滋比古著「思考の整理学」を読み終えました。200ページの文庫本で文章を読みやすかったので、結構早く読むことができました。

本書は、2015年9月に購入時点で累計180万部、東大や京大の生協で5年連続1位の販売冊数を誇る、いわば「頭良くなりたかったら、とりあえずコレ読んどけ」的な本なわけですが、買って概ね満足しています。

今回は、「思考の整理学」のあらすじ・要約や感想を紹介していきます。

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「思考の整理学」とはどんな内容なのか?

本のタイトルからして「ものの考え方を教えてくれる本」と言う印象を受ける人が多いと思いますが、それは半分正解で半分間違いです。

確かに「アイディアを出すのに詰まったらこうしろ!」みたいなことは書かれていますが、自己啓発本にありがちな「絶対にしろ!」と言う強制的な言い方ではなく、「まあ、僕はこうしてるんですけどね」と言うエッセイ的な書き方をしています。

なので、筆者・外山さんの主張は結構ガバガバな部分があり、「それは外山さんだけに当てはまる考えですよね?」と突っ込みたくなる時もあります。

しかし、こういう批判の余地があるからこそ、色々と考えながら本書を読むことができたし、本を通して筆者と議論できる楽しみがありました。

「思考の整理学」の要約・感想

ですが、筆者の意見に「なるほど」と頷いてしまう文章も、本書には多くあったのも事実です。今回は、特にボクの心に響いた部分をピックアップしていきます。

寝させる

どうして「一晩寝て」からいい考えが浮ぶのか、よくわからない。ただ、どうやら、問題から答が出るまでには時間がかかるということらしい。

その間、ずっと考え続けていてはかえってよろしくない。しばらくそっとしておく。すると、考えが凝固する。それには夜寝ている時間がいいのであろう。

「思考の整理学」p.38

ボク自身、昔から考え出したらとにかく考えまくるクセがありました。上の文章を読んだ後に、今までの事を振り返ってみると、「考える時間が長ければ長いほど、問題が解決しなかったな」と言うことに気付きました。

例えば、ボクはブログを書いているわけですが、1つの記事を書くのに大体1~5時間ほどかかっています。5時間かければ良い記事が書けるかと言うとそうではなくて、1時間だけで書けた記事の方が読者の反応が良い場合が結構あるんですね。

本書を読んだ後に「10分考えてアイディアが思い浮かばなかったら、次の日に回す」と言うルールを作ったのですが、これが効果絶大で、作業効率がグッと上がったしストレスも軽減されました。

手帳とノート

何か思いついたら、その場で、すぐ書き留めておく。そのときさほどではないと思われることでも、あとあと、どんなにすばらしくなるか知れない。

書いておかなかったばかりにせっかくの妙案が永久に闇に葬られてしまうことになっては残念である。そして、考えは机に向かっているときに現れるとはきまっていない。

「思考の整理学」p.98

有名な実験に「エビングハウスの忘却曲線」と言うものがありますが、この実験結果によると、人間は1日経てばその日に覚えた74%の知識を思い出すのに苦労するそうです。ボクらの記憶力が大したことがないのは、3日前の夕食のメニューを忘れてしまうことからも頷けます。

この事からも、何か優れたアイディアを発見した場合でも、記憶に頼るのではなく、何かメモをするのが確実なんですね。

ボクも大概記憶力がないのですが、例えば、「愛は大事」みたいな適当な他人からしたら意味不明なメモを残しておくだけでも、後でメモを読み直す時に一気に記憶が蘇ります

本にメモをしておく

最近は、読んでいる本に赤線を引いたり、その時に自分が思ったこと、感じた事を一言書いているのですが、これがかなり効果があります。

上の画像では「エバにメモ」と意味不明なメモをしているのですが、このメモを取っておくだけで、後で読み返す時にその文章の内容を思い出せるだけではなく、不思議な事に、その文章の前後3ページの内容も一気に思い出せるのです。

ホメテヤラネバ

ちょっと考えると、籠城している人の方がいい論文を書きそうであるが、実際は人とよく会っている人の方がすぐれたものを書くようだ。仲間と話しをする。みんな、ダメだ、ダメだ、と半ば口ぐせのように言っている。

それをきくだけで、自分だけ苦労しているのではない。まだ、ましな方かもしれないという気持ちになる。間接的にほめられているようなものだ。

「思考の整理学」p.150

このことは、論文ではなくても仕事や勉強でも同じことが言えますよね。例えば、学校のテストが終わった後に「数学死んだ(^O^)/」と友達と話していると、良い気晴らしになるし、次のエネルギーに繋がる事が多くあります。

まとめ

本書はエッセイ的な書き方をしているので1つ1つの章は独立した内容になっていますが、筆者が伝えたかったのは、「広い視野を持って、自分の力で考えていけよ」と言うことの様な気がします。

じゃあ、具体的にどうしたら広い視野を持って思考ができるかまでは書かれていませんが、そこは自分で考えろと言うことですかね。

本書は1983年初版の古いものですが、内容自体はこれから先の時代にも通じるような、普遍的な真理を書いていました。より良い思考を身に付けたい人は、必見の1冊でしょう。

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