B細胞とプラズマ細胞の違いとは?分かりやすく解説!

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B細胞と血漿細胞の大きな違いは、B細胞が適応免疫に関与する白血球の一種であるのに対し、血漿細胞は活性化されたB細胞であることです

B細胞と血漿細胞は、適応免疫における白血球の一種である

ここで、B細胞は抗体の産生、抗原提示細胞としての役割、抗体の分泌を担っており、血漿細胞は抗体を大量に産生することが主な役割です。

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B細胞とは

B細胞は、循環している白血球の一種である

2種類のリンパ球のうちの1つで、Bリンパ球です。

Tリンパ球は、2番目のタイプのリンパ球です。

B細胞の主な機能は、病原体に対する抗体を産生することである

従って、この細胞は適応免疫の構成要素です。

しかし、B細胞の機能はB細胞の種類に依存する。

B細胞には、以下のようないくつかの種類があります。

  1. ナイーブB細胞 -抗原に曝露されていないB細胞。抗原にさらされると、他のタイプのB細胞に分化することができる。
    1. プラズマブラスト – 抗原に曝露されたB細胞の分化の初期段階。短命の細胞であり、増殖することができる。形質細胞と比較すると、抗体の産生数は少ない。
  2. 3.形質細胞 – B細胞増殖の最終段階。長寿命で、増殖できないB細胞です。最も多くの抗体を分泌する。
  3. メモリーB細胞・・・B細胞分化の休眠期。B細胞の中で最も寿命が長い。二次抗体反応と呼ばれるより強力な免疫反応を起こすために全身を循環している。図1:B細胞の分化
  4. B-2 細胞(FO B 細胞と MZ B 細胞)- FO B 細胞は、高親和性抗体の産生を担う最も一般的な B 細胞です。循環していないときは、二次リンパ系器官やリンパ濾胞に存在する。一方、MZ B細胞は、血液感染した病原体に対する第一線の防御を担っている。脾臓のマージナルゾーンに存在する。
  5. B-1細胞 – 粘膜病原体に対する自然抗体を産生する。腹膜と胸膜腔に存在する。

プラズマ細胞とは

プラズマ細胞は、特定の病原体に対する抗体産生を担うB細胞の一種である

B細胞活性化と呼ばれるプロセスで、特定の抗原にさらされることにより分化したB細胞の一種である

図2:B細胞の活性化

B細胞の産生は、骨髄で行われる。

まず、B細胞は骨髄を出て、抗原提示細胞(APC)の役割を果たす。

そして、受容体を介したエンドサイトーシスにより、抗原を取り込む。

次に、B細胞はMHCクラスII分子とともに処理された抗原をTヘルパー細胞へ提示する。

Tヘルパー細胞がMHCクラスII分子と結合すると、B細胞が活性化される。

活性化されると、B細胞の胚中心は、プラズマB細胞とメモリーB細胞のいずれかに分化する。

さらに、活性化されたB細胞は、まずプラズマブラストに分化し、その後、プラズマ細胞となる。

ここで、形質細胞は少数の抗体を産生するが、形質細胞は多数の特異的な抗体の産生を担う。

B細胞とプラズマ細胞の類似性

  • B細胞とプラズマ細胞は、循環血液中に存在する2種類の白血球です。
  • どちらもリンパ球であるため、細胞質には顆粒が存在しない。
  • また、どちらも核が大きく、丸い形をしています。
  • また、どちらも抗体を産生することにより、適応免疫において重要な役割を担っている。

B細胞と血漿(けっしょう)細胞の違い

定義

B細胞は胸腺で処理されないリンパ球で、抗体を産生する役割を担う。

これがB細胞とプラズマ細胞の大きな違いです。

意義

また、B細胞には、ナイーブB細胞、プラズマブラスト、メモリーB細胞、プラズマ細胞などがあり、プラズマ細胞は活性化B細胞の一種である

機能

B細胞と形質細胞の大きな違いは、その機能です。

B細胞は抗原提示細胞として機能し、サイトカインを産生し、抗体を分泌するのに対し、形質細胞は主に抗体を分泌する。

増殖

他の種類のB細胞は増殖するが、形質細胞は増殖しない。

したがって、この点もB細胞と形質細胞の違いといえる。

結論

B細胞は、適応免疫において抗体の産生を担うリンパ球の一種である

ここで、抗原に曝露されていないB細胞をナイーブB細胞と呼ぶ。

曝露されると、形質細胞か記憶細胞のいずれかに分化する。

プラズマ細胞はB細胞の主な種類で、特異的な抗体を大量に産生する。

したがって、結論として、B細胞と形質細胞の主な違いは、分化の程度と抗体の産生にある。

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