今では社会人だろうが学生だろうが、人前で話す機会が多い人であれば、少しでもプレゼン力を身に付けたい、と言う人も多いのではないでしょうか?
このようにプレゼンのついて悩んでいる人には、「スティーブジョブス驚異のプレゼン」を一読するのを強くオススメします。
なぜなら、本書には、プレゼンに必要な技術・練習法、さらには営業力や文章力の向上にも繋がる多くの情報が手に入るからです。
By: segagman
ジョブスのプレゼンはどんな内容なのか?
タイトルの通り、本書は元AppleのCEOだったスティーブジョブスのプレゼンを学ぼう、と言う内容の本なのですが、そもそもジョブスのプレゼンとは、どんな物だったのでしょうか?
それを知るためには、まずは下の動画を3分だけで良いから見てほしいです。
(7分48秒。
iPhoneやAndroidなどのスマートフォンが作られてもう何年も経って、ボクたちもiPhoneの最低限の使い方は、ほぼマスターしている状態になっています。
しかし、上の動画でのジョブスのプレゼンを聞くと、「iPhoneとはどんな製品か?」と言うのを知っているにも関わらず、すごくワクワクして聞いてしまうし、お気に入りの映画やドラマの様に「また見てみたい」と思ってしまうほどのプレゼンなんです。
こんなハイレベルなプレゼンを身に付けれるのが、本書なのだから読まない手はないでしょう。
本当にジョブス並みのプレゼン力が手に入るのか?
しかし、上記の説明を聞いて、「ジョブスは天才だからできるのであって、大多数の凡人には、あのレベルのプレゼンはできない」と感じている人がいるかもしれません。
確かに、ボクも本書を読み始める前はそう思ってたけど、本書の「プロローグ」で筆者は以下の様に説明しています。
たしかにジョブスは超人だと熱狂的なファンに思われている。しかし、ウェーバーにも1点だけ誤りがあります。カリスマ性を「普通の人が手に入れられないもの」としている点だ。ジョブスの準備の仕方やプレゼンテーションのやり方を正確に学びさえすれば、誰でも、あのすごい力が使えるようになる。
要は、本書で勉強して本書に書かれた内容を再現できるように練習をすれば、誰でもジョブス並みのプレゼンができるよ、と言う事ですね。
本書で最も役にたった3つのこと
本書ではプレゼン、さらには仕事で重要なことを数多く紹介していますが、その中でも特にボクの心に響いたのは、以下の3つでした。
プレゼンは箇条書きをしない
プレゼンで箇条書きを使っている人は結構多いし、ボクも「プレゼンで箇条書きは基本」だと思い込んでいたので、これにはかなり衝撃を受けました。
プレゼンでは、何行もある文章よりも1枚のデザインの方が、聴衆の心に残りやすいらしいです。
確かに、小説のステキな1文よりも映画のステキな1シーンの方が心に残っている場合が多いように、デザイン(映像)の方がより強い印象を与えます。
じゃあ、どのようなデザインにすれば良いのか、どのようにすれば素晴らしいデザインに仕上がるのかと言う所は、本書で詳しく書かれていました。
大好きなことをやる
素晴らしいプレゼンをするためには、情熱がなければいけません。
例えば、普段の会話でも、何かの話題になっている時、その話題が大好きな人の話は自然と面白くなりますよね。
東野圭吾が好きな人が、東野圭吾の小説を語る時とか。
プレゼンも同じで、パソコンの新商品をプレゼンする場合は、自分が心の底からパソコンの仕事が大好きでなければ、素晴らしいプレゼンなんてできるわけがないのです。
だって、「情熱」と言う決定的な要素は欠けているからです。
本書で紹介していますが、ジョブスも情熱については以下の様に語っています。
大好きなことを見つけてほしい。仕事と言うのは人生のかなり大きな部分を占めるわけだけど、本当に満足するには、すごい仕事だと信じることをするしか方法がない。そして、すごい仕事をするには、自分がすることを大好きになるしか方法がない。まだ見つからないなら、探し続けてほしい。あきらめちゃいけない。
ここまで来ると、プレゼンと言うより人生全般に役に立つ金言ですね。
ロードマップを示す
プレゼンで本編を話す前に、今から何を話すかをあらかじめ喋っておくと、聴衆にも自分にも分かりやすいプレゼンができます。
例えば、以下の様な感じです。
今回は、新製品のメリットを3つ紹介します。1つ目は、柔軟性に優れている。2つ目は、容量が5倍に増えたこと。そして3つ目は、デザインをよりシンプルにしたことです。
このように、今から話すことを3つに分けて紹介する、と言うのを最初に言っておけば、聴衆の方も「今から3つのことを話すんだな」と心の準備をして聞くことができるし、話す側にとっても非常に話の組み立てがしやすいのです。
まとめ
この記事で、ジョブスのプレゼンの質の高さと、本書の内容を少し紹介してきましたが、本書ではこの何十倍ものプレゼンで重要な内容が書かれています。
プレゼンで悩んでいる人であれば、現状を打破するためにも一読する事をオススメします。
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