宅浪は、膨大な時間があるので、逆に、何を勉強したら良いのか分からない、という人が多くいます。
そんな人たちのために、今回はボクが実際に宅浪スケジュールを組んで、偏差値を10上げた方法を超具体的に紹介していきます。
ぜひ、参考にして下さい。
4月~8月まで(宅浪開始からセンター模試まで)
この段階では、とにかく基礎固めをしていきした。
- 数学・・・2時間
- 物理・・・1.5時間
- 化学・・・1.5時間
- 英語・・・1時間
- 日本史or古文・漢文・・・1時間
という1日の勉強時間で勉強をしていました。
「いや、8時間も勉強なんて無理ゲーww」と思う人は、「宅浪で成功するために私が気を付けた5つのことを参考にして下さい。
案外、8時間の勉強は楽にできるようになります。
この時期は、点数が上がるのに時間がかかり、入試での配点が高い「数学」や「英語」、2次で出題される「物理」や「化学」に力を入れていました。
実際に使っていた参考書は、以下の通りです。
- 数学「青チャート」4周以上
- 物理「物理のエッセンス」3周以上
- 化学「化学1・2の新標準演習」2周
- 英語「ターゲット1900」スキマ時間にやってた
- 英語「ポレポレ英文読解」3周以上
- 英語「やっておきたい英語長文500」1回だけ
- 漢文「早覚え速答法」3周以上
- 古文「富井の古典文法をはじめからていねいに」3周
- 日本史「センターが面白いほど」黄色のセンター本。江戸時代までを3周
かなり勉強しているように思えますが、参考書や問題集は、1周目はしんどいですけど、3周目に入ると、スラスラと解けるようになっているので、思ったほど時間をかけずに終わらせることができます。
8月のセンター模試の結果
うる覚えですが、参考までにどうぞ。
- 英語・・150点(筆記は170、リスは20点ほど)
- 数学1A・・90点
- 数学2B・・80点
- 物理・・100点
- 化学・・70点
- 国語・・110点
- 日本史・・70点
- 合計・・670(約75%)
- 九大・・A判定
英語、数学、物理で良い点が取れたので、満足した覚えがあります。
逆に、化学や日本史の点数が若干低いですが、これらの教科は、暗記科目なので、この時期は焦って勉強する必要はないと思います。
(化学は無機分野の対策をあまりしていませんでした。
また、この時期の模試は、現役生のレベルがまだ低いので、判定はあてにしてはいけません。
純粋に、合計点がセンター本番の志望校ボーダーよりも上か下かだけを見るようにしていました。
8月~10月まで(センター模試から記述模試まで)
ここからは、前のセンター模試で分かった自分の弱点を踏まえつつ、勉強法の修正、使う問題集の変更などをしました。
問題集は、今まで使っていたのよりも、少しレベルが上のものを使うようにしました。
- 数学「1対1対応の演習3C」「理系数学の良問プラチカ(確率、ベクトル、数列だけ)」3周ずつ
- 英語「大矢英作文講義の実況中継」3周以上
- 英語「赤本(金沢大や広島大などの過去問の英作文の模範解答を覚えた)」
- 英語 ターゲットやポレポレの復習を3日に1回する
- 物理「名問の森」3周以上
- 化学「重要問題演習」3周以上(無機以外の所を)
- 古文・漢文 復習をたまにやる程度
- 日本史 2日に1回ざっと見直す
この時期は、「センターはいける!」と思い、一気に勉強を2次向けに傾けました。
2次の勉強しておけば、センターの対策も勝手に終わるので、一石二鳥です。
応用レベルの問題を解いていたので、最初は全然解けなかったですが、解答を見て理解していくことで、問題の本質を理解することを心がけて勉強していきました。
10月記述の結果
10月の模試は、かなり成績を上げることができました。
- 英語 偏差値60
- 数学 偏差値65
- 物理 偏差値70
- 化学 偏差値65
化学は、すこし運の要素も入ってますが、それ以外の数学や物理は、スラスラと自信を持って解くことができました。
10月~12月(センタープレ模試まで)
この時期は、「8月~10月まで」の勉強内容と全く同じです。
少し、古文・漢文と日本史の勉強量が増えたことと、無機化学に力を入れて、リスニング対策も始めたぐらいです。
現代文に関しては、一切勉強していません。
なぜならば、現代文は勉強しても成績が上がる保証がないし、他の教科も十分上がる可能性があったので、勉強しないことにしました。
センタープレ模試~センター本番
センタープレは、2次に力を入れすぎたのと、気が緩んでいたのが原因で、全然ダメでした。
確か、合計点が7割ぐらいだったと思います。
しかし、その結果によって危機感を持つようになったので、勉強量と集中力が上がりました。
そして、センター本番を迎えました。
以下は、センター本番の点数です。
- 数学1A・・85点
- 数学2B・・100点
- 物理・・100点
- 化学・・90点
- 英語・・140点(筆記170、リス10)
- 国語・・110点(古典90、現文20)
- 日本史・・80点
- 合計・・705点(78%)
- 九大・・B判定
ボクが1浪で受けたセンターは、難化してたみたいだったので、8割に届かなくても九大でB判定でした。
ちなみに、記述模試とのドッピング判定では、A判定になっていました。
センター後~2次まで
この時期も、これまでやってきた問題集の復習ばかりをやっていて、たまにネットに掲載されている、適当な過去問を解いて、問題を解く勘を鈍らせないようにしていました。
そして、九大受験、合格。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ボクの年間スケジュールを見てみると、とにかく1年間を通して、同じ問題集ばかり解いていたのが分かると思います。
宅浪で必要なのは、自分がやっている勉強法を信じる事と、勉強の方針がぶれないようにすることです。
そうすることで、自ずと道は開けてきます。