直帰率と離脱率の大きな違いは、直帰率がランディングページ自体からWebサイトを離脱する割合であるのに対し、離脱率はサイト内の任意の数のページを訪問した後、特定のページからWebサイトを離脱する割合である点です。
Googleアナリティクスは、検索エンジン最適化(SEO)の実行やマーケティングを支援するための統計情報や基本的な分析ツールを提供する無料のウェブ解析サービスです。
Googleアカウントをお持ちの方であれば、どなたでも取得することができます。
データの可視化、メールでの共有・コミュニケーション、他のGoogle製品との連携など、さまざまな機能を提供します。
直帰率と離脱率は、Google Analyticsで使用される2つの計算パラメータで、Webサイトを分析するのに役立ちます。
そのため、直帰率と離脱率の違いを知っておくことは非常に重要です。
直帰率とは
直帰率とは、ホームページを閲覧した後、そのホームページから離脱したユーザーの割合のことです。
例えば、2人のユーザーがいるとします。
一人目のユーザーは、ホームページを訪問します。
彼はそのホームページを気に入りません。
そのため、即座にホームページから離脱します。
もう一人のユーザーは、そのホームページを訪問しました。
彼は、そのウェブサイトを去りません。
その代わり、別のページをクリックし、その内容を読みます。
このとき、最初のユーザーは跳ね返されます。
従って、直帰率は50%と考えることができます。
Webサイトの直帰率はさまざまです。
Eコマースサイトでは、商品数が多く、お客様は選択した商品を他の商品と比較検討することになります。
そのため、直帰率は低くなります。
直帰率を計算することで、ユーザーがウェブサイトを閲覧する平均時間を知ることができます。
ユーザーをWebサイトに引き留めるために、Webサイトの開発者は、関連するブログ記事、類似製品、その製品が属するカテゴリーなどを表示するなどのテクニックを使うことができます。
直帰率は、高くも低くもなります。
トップページが他のページへの道筋を作り、ユーザーがトップページしか訪れない場合は、直帰率が高くてもメリットはありません。
一方、ブログのような単一ページのサイトがある場合は、直帰率が高くても問題ないでしょう。
しかし、直帰率が高ければ必ず悪いと考えるのは、Webサイトによって異なるため、正しくはありません。
例えば、ユーザーがWebサイトにアクセスした後、Twitterのリンクをクリックしたとします。
直帰率は高くなりますが、ユーザーがソーシャルメディアにアクセスするため、有益です。
直帰率(Rb)の式は以下の通りです。
Rb = Tv/Te
Tvは総ページ訪問数を指し、Teは総入口訪問数を指します。
退出率とは
出口率とは、サイト内の任意の数のページを訪問した後、特定のページからウェブサイトを去った訪問者の割合のことです。
Webサイト上のすべてのページには、独自の退出率があります。
オンラインニュースやオンライン記事のウェブサイトでは、退出率を最適化することは必須ではありませんが、Amazon.comのような販売サイトでは重要です。
なぜなら、この種のウェブサイトは、あるページから別のページへのリンクがあり、ネットワークと似ているからです。
退出率(Re)の式は次の通りです。
Re=T退出数/T閲覧数
T exitsは、そのページからの総退出を意味し、T viewsは、そのページへの訪問を意味します。
直帰率と退出率の違い
定義
直帰率は、単一ページのセッションを全セッションで割ったもの、またはユーザーが単一ページのみを閲覧し、Analyticsサーバーへのリクエストを1回のみ発生させたサイトの全セッションの割合です。
一方、離脱率とは、サイト内の他のページを訪問した後に、特定のページから他のサイトへ積極的に離脱した訪問者の割合のことです。
これが、直帰率と離脱率の主な違いです。
基本的なこと
直帰率とは、ランディングページから離脱した訪問者の割合であり、退出率とは、サイト内の任意の数のページを訪問した後、特定のページから離脱した訪問者の割合です。
結論
直帰率と離脱率の大きな違いは、直帰率がランディングページ自体からWebサイトを離脱する割合であるのに対し、離脱率はサイト内の任意の数のページを訪問した後、特定のページからWebサイトを離脱する割合である点です。
簡単に説明すると、通常、直帰率は低い方が良いのですが、Webサイトによって低くも高くもなります。
一方、ECサイトでは退出率が重要視されます。