ツノ銀中飛車の対策をまとめたので紹介していく

   

ツノ銀中飛車 対策

今では「中飛車と言えばゴキゲン中飛車」と言われるように、ゴキゲン中飛車が振り飛車党の主力戦法となっています。

しかし、一部の中飛車党の中には、未だにツノ銀中飛車を指している方もいて、居飛車党にとっては、意外に指しにくかったりしますよね。

そこで今回は、もし、ネット将棋でツノ銀中飛車使いと遭遇したとしても十分に戦えるように、ツノ銀中飛車で最も多い形の対策を紹介していきます。

ここさえ抑えておけば、大丈夫でしょう。

photo credit: Rhino kiss via photopin (license)

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基本図からの指し手

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1図からの指し手

▲66歩△55歩▲同歩△同飛▲67金△51飛▲88銀(2図)

ツノ銀相手の序盤で抑えておきたいポイントが2つあって、

  • 67金型穴熊に組む
  • 安易に▲36歩としない

ツノ銀中飛車は、居飛穴の堅さに対してバランス重視で勝負しようと言う戦法なので、居飛穴側もある程度バランスを取りながら序盤を進めていく必要があります。そういう意味でも、67金型の穴熊が最適なのです。

また、▲36歩を不用意に指してしまうと、下図の様に△55歩▲同歩△同角と指された時に▲18飛としなければならず、非常に攻めの形を作るのに苦労してしまいます。将来的には▲36歩はほぼ確実に指すのですが、△55角があるのでギリギリまで指したくないのです。

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2図からの指し手

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2図では、後手に

  • △54銀
  • △44角

の2通りの指し方があって、それぞれの手によって全く異なる戦いになります。△54銀は中央の戦いになりやすく、△44角は△33桂~△21飛からの飛車先逆襲を狙った手です。

以下は、それぞれ説明していきます。

ツノ銀中飛車△54銀型

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3図からの指し手

▲56歩△64歩▲79金△94歩▲96歩(4図)

穴熊なのに端歩を受けるのには違和感を感じますが、実は、相手の端攻めが緩和されたり、穴熊を脱出する時の逃げ道を作れる、と言うメリットがあるので、余裕がある場合は端歩を受けておきます。

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4図で考えられる後手の手は、

  • △43金
  • △41飛

実戦で多く登場するのは、△43金。なので今回は△43金に絞って解説していきます。

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5図からの指し手

▲16歩△14歩▲36歩△55歩▲同歩△同角▲46歩△同歩▲56歩△33角▲46銀(6図)

途中の▲46歩ですが、この手は後手が△64歩と指してあるからこそ指せる手で、もし△64歩がなければ、▲56歩に△64角と指されて次の△47歩成が受からなくなります。なので、△64歩と指してない場合は、大人しく▲18飛とする羽目になります。

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6図以下の指し手

△45歩▲57銀△63銀引▲24歩△同歩▲37桂△54金▲35歩△同歩▲34歩△44角▲24飛(7図)

6図以下の指し手で△65歩も考えられますが、以下、▲24歩△同歩▲37桂△66歩▲同金△65歩▲67金△77角成▲同金(下図)で先手満足です。穴熊は自然と堅くなりましたし、飛車と銀、桂が軽い形で上手く捌けそうです。

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上図では、さすがに先手がそのまま押し切りそうなので、後手は△45歩~△63銀引と陣形を整えていきます。

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7図以下の指し手

△36歩▲43歩△37歩成▲42歩成△53飛▲21飛成△47と▲68銀△58と▲65歩△68と▲同金引△66銀▲55桂(8図)

7図で△22歩と受けるのは、▲43歩△52金▲65歩で先手良し。後手陣は▲43歩の1発でガタガタになっているし、さらに角交換を迫られると苦しいでしょう。なので、7図で後手は△36歩から攻め合いに出ます。

8図では、もちろん先手有利です。後手の玉も見た目ほど堅くないので、少々強引に攻めても居飛穴が有利になる事が多くあります。この局面は、その典型的な例と言えるでしょう。

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 ツノ銀中飛車△44角型

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9図以下の指し手

▲56歩△33桂▲79金△94歩▲96歩△64歩(10図)

△44角型の狙いは、△33桂~△21飛からの飛車先逆襲です。この展開になれば厄介ですが、先手は比較的不安定な4筋を狙って攻めて揺さぶりをかけていきます。(4筋は角頭であり、現時点で桂しか利いていない)

4筋を攻めるためには右銀を活用するのが良さそうなので、右銀を使いやすくするためにも▲56歩と打っておいて、後手の飛車先を気にせずに済むようにしておきます。

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10図以下の指し手

▲46歩△54銀▲45歩△同銀▲46歩△54銀▲86角△63銀引(11図)

10図以下の指し手は何気ない手順に見えますが、意外に細かい芸を魅せています。

4筋の歩交換から▲46歩としていますが、これによって安心して▲36歩と突けるし、46に歩がいるので将来的に▲45桂の足がかりが出来ているのです。

また、▲86角によって後手の2枚の銀を玉の囲いに使わせることで、先手は2~4筋から非常に攻めやすくなりました。▲86角には△53角と受ける手も考えられますが、その時に54の銀が浮き駒になっているのが気になります。

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11図からの指し手

▲36歩△47歩▲24歩△同歩▲同飛△41飛▲37桂△23歩▲34飛(12図)

このままでは先手の形が良くなるばかりなので、後手は、早々に△47歩から仕掛けていきます。しかし、先手は後手の攻めの流れに沿って、飛車や桂馬を捌いていく狙いです。

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12図からの指し手

△48歩成▲同銀△26角▲27歩△46飛▲57銀△37角成▲46銀△同馬(13図)

△48歩成とせずに△26角といきなり桂を狙うのは、▲45桂で終了。△48歩成としておくことで、▲45桂とした時に△48角成と銀を取れるようにしています。

後手の攻めに対して、先手は一旦守りに入って、飛車か角の捕獲を狙います。

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13図からの指し手

▲41飛△19馬▲11飛成△31歩▲68角△46歩▲65歩(14図)

14図ではまだまだ互角ですが、駒が捌けていて玉もがっちり穴熊に囲っているので、先手としては満足のいく戦いでしょう。アマチュア同士であれば、先手の方が勝ちやすい展開と言えるでしょう。

14図で、後手が△65同歩であれば▲64歩△52銀▲55香。△47歩成であれば、▲13角成~▲31馬から龍を活用していけば良いです。

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