四間飛車対45歩早仕掛けの定跡のまとめ

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ついさっき久々に四間飛車を使ったら、「45歩早仕掛け」で瞬殺されたので、今の内に45歩早仕掛けの対策を調べてまとめておきます。

調べていくと、「四間飛車はまだまだ深いな」と感銘を受けました。

さっそく、解説に移りましょう。

photo credit: Moto #230 -2- via photopin (license)

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対45歩早仕掛けの序盤の考え方

四間飛車で面白いのは、すでに第1図で戦型をめぐる駆け引きが始まっていると言う事。

ここで変な手を指してしまうと、すぐに先手のペースに持っていかれてしまいます。

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第1図の先手の陣形を見てみると、先手はこの局面では、棒銀も斜め棒銀も45歩早仕掛けも選べる局面です。

つまり、後手としては、この3つの戦法に対応できるような柔軟な駒組みをしていく必要があるわけです

で、先手が早仕掛けの場合、後手はどのような戦い方をして行けば良いかと言うと、下図のように、銀を単独で突撃させる『独走銀』の構えを見せるのが有力です。

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なので、この独走銀を実現させるために、序盤で必要になるのは

先手の45歩早仕掛けの可能性が消えるまで、△54歩と指さない

と言うのが、序盤の大きなポイントとなってきます。

具体的にどのように序盤を進めていくか

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具体的に1図では、

△12香▲46歩△54銀▲37桂△65銀▲45歩△76銀(2図)

△12香は、後手にとって損のない待ち方。

むしろ、将来的に起こるであろう、先手から▲11角成と香車を直接取られるのを防いでいます。

後手は予定通り、△54銀~△65銀~△76銀と独走銀の構えを見せます。

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2図からの指し手

▲24歩△同歩▲44歩△64歩▲47銀(3図)

先手は▲24歩からの突き捨てから、2~4筋の攻めを狙います。

もし、▲47銀の時に代わりに▲43歩成と角交換を目指してくると、以下、△88角成▲同玉△43飛▲77歩△35歩とすれば大丈夫です。

もし、先手が▲24飛としてきても常に△33角の王手飛車があるので、3筋の桂頭を攻める手が間に合います。

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3図からの指し手

△35歩▲同歩△44飛▲同角△同角▲77歩△36歩▲同銀△54角(4図)

このまま手待ちばかりでは先手の模様が良くなるばかりなので、後手は3筋の突き捨てから飛車を一気に捌きます。

この仕掛けをするタイミングは、先手が▲47銀とした時です。

この時に仕掛ける事で、△36歩がより一層厳しくなっています。

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Bonanza先生によると、4図では互角(+59)のようですが、飛車も捌けたし、2枚の角と銀がしっかりと働いているので、後手には不満はないでしょう。

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