By: Pierre Vignau
英語の長文を勉強しようと思っているけど、どの問題集を使えば良いのか分からない、と悩んでいる人は多いと思います。
そこで今回は、ボクが実際に使って本当に役に立った長文問題集を4つに厳選して紹介していきます。
どれも、成績アップに役立つ問題集ばかりなので、ぜひ、問題集選びの参考にして下さい。
どのような問題集が良いのか
英語の成績を上げるためには、どの長文の問題集を使っても良いというわけではありません。
良質な問題集を使わなければ、成績は上がりにくくなります。
では、良質な問題集とは何かと言うと、以下の3つのポイントを抑えている問題集だと言えます。
- 400~700文字程度の長文の問題を扱っている
- 自分の志望校の問題の傾向に合っている
- 問題を解く上での考え方が身に付けれる
以下は、それぞれを詳しく紹介します。
400~700文字程度の長文問題を扱っている
使う長文問題集は、400~700文字程度の問題を扱っているものが良いです。
なぜならば、センター英語や2次試験(MARCH、地方国公立、地方旧帝大など)で出題される長文の文字数も、大体これぐらいなので、日頃から本番と同じ様な問題に取り組むのが効率が良いからです。
1000文字以上の問題を中心に扱っている問題集もありますが、それは東大、京大、早慶のようなトップクラスの人しか使わなくて良い気がします。
志望校の問題の傾向に合っている
長文問題集の中には、昔は良書と崇められていたけど、今の入試の傾向に合っていない問題集があったりします。
今の入試の傾向に合っていない問題集を使っていると、本番では全然点が取れません。
今の入試に合った問題集の見分け方は簡単で、設問に「下線部(い)の指示内容を日本語で50字以内に書きなさい」とか「下線部(い)の理由を40字以内で書け」などの設問が入っていれば、その問題集を選んで大丈夫です。
問題を解く上でのポイントの解説がある
入試本番では、今まで見たことがないような長文の問題が出題されます。
なので、日頃から、長文を解く時にどのポイントに着目すべきか、という問題を解く目を養っていく必要があります。
そのためにも、使う問題集の解説には、問題を解く上でのポイントがしっかりと載っていないといけません。
おすすめの英語長文問題集4選
では、これから英語長文問題集でおすすめの4冊を紹介していきます。
やっておきたい英語長文500
英語長文の勉強をするのであれば、絶対にやっておきたい1冊です。
これほどまでに完成されている長文問題集は、ないと思っています。
「やっておきたい」シリーズには、100字程度の要約も載っているので、九大や金沢大志望の人であれば、より重宝する問題集と言えるでしょう。
やっておきたい英語長文500 (河合塾SERIES) |
やっておきたい英語長文700
上の「やっておきたい500」が終わった後に、さらに実力をつけるためにやる問題集です。
500から700になっただけでも問題のレベルが上がり、難問もいくつか掲載されています。
他の教科も勉強しなくてはいけない現役生であれば、本書はする必要はないかもしれませんが、浪人生であれば夏までにやっておきたい所です。
やっておきたい英語長文700 (河合塾SERIES) |
速読のプラチカ
タイトルに「速読」と書かれていますが、全然速読は関係ありません。
ただの長文問題集です。
内容的には、マーク問題が多く私立文系向きですが、1つ1つの問題がしっかりとしており、国公立志望の人でもトレーニングになります。
姉妹作に「精読のプラチカ」と言うのがありますが、精読の方はちょっと物足りない印象を受けたので、あまりオススメしません。
速読のプラチカ―英語長文 (河合塾SERIES―入試精選問題集 3) 改訂版 |
英語長文 出題パターン演習2
ボクが浪人生の時に新しく使ってた問題集。
上記で紹介した「やっておきたい500」と問題が被っている部分もあったけど、それを除けば、良い問題集だと思います。
英語長文出題パターン演習 2(標準~やや難) (河合塾シリーズ) |