最近、角換わりにハマっているので、この機に角換わりのおすすめ本をレベル別に4冊紹介していきます。
角換わり自体、流行りが早い戦法ですが、良質な定跡書を読んで基本をマスターすることで応用が利くので、特におすすめの本を厳選しました。
1、初心者におすすめ!「ひと目の角換わり」
次の一手形式で、合計180問の問題が掲載されている本。
最初の方は、「相手が一直線に矢倉に組んだ場合」を想定して問題が出題されており、徐々に、腰掛銀や早繰り銀、棒銀の指し方・対策法の問題も出題される、と言う形式ですね。
個人的には「角換わりはある程度できるよ!」と言う人には不要の本と感じますが、初心者の方や「振り飛車党だけど角換わりしたい」みたいな方にお勧めの本です。
特に、初心者の方は「問題を見なくても、問題と答えが思い浮かべれる」ぐらい復習をすると、実力アップに繋がりますよ。
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2、最新系の勉強のために「角換わりの新常識 ▲48金・▲29飛型徹底ガイド
2018年度もプロアマ問わず人気の指し方、▲48金・▲29飛型の定跡書。
先手・後手の両方の指し方を書いていますが、この戦法自体200ページで語りきれるほど底が浅くないので、「本書を読んで勝てる」と言うほど甘くはない、と言う感じです。
ただ、▲48金・▲29飛型の基本のキを知るにはベストな本なので、本書から勉強を始めて、細かい変化はプロの棋譜を並べたり、実戦を通して身に付ける必要はありますね。
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3、角換わりの基本を学ぶ「羽生の頭脳 角換わり・ひねり飛車」
皆大好き、羽生先生の角換わり本。
本書は、初版が1993年の本の復刻版ですが、現在の角換わりの定跡や考え方は、羽生世代が若い頃に完成されつつあるものなので、本書を通して角換わりの考え方を学べるのが良いですね。
特に、角換わり腰掛銀の解説は非常に完成度が高く、「▲45歩と位を取るメリット・デメリット」とか「▲48飛~▲28角」の手順の解説など、単に定跡手順の解説に留まらず、実戦で応用できる考え方が学べます。
また、角換わりだけでなく、ひねり飛車とか相掛り37銀戦法も扱っているので、居飛車党がザックリと復習をするにも向いています。
(ただ復刻版も2010年初版なので、そろそろ絶版になる気が。。。復刻版の復刻版おなしゃす!)
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4、とりあえず知っとこう「史上最強の攻撃戦法 極限早繰り銀」
たまにネット将棋で指されると、「どうしてこうなった」と言うぐらい負けてしまう戦法の本。
極限早繰り銀だけでなく、ノーマル早繰り銀の解説をしているので、早繰り銀の狙い・対策を知るうえで役に立ちますね。
個人的には、定跡の解説部分よりも実践譜の解説部分の方が役に立ってるし、特に、「藤井聡太 四段 vs. 佐藤慎一 五段 第76期順位戦C級2組4回戦 」の棋譜の解説で、極限早繰り銀の対策が立てれたのは大きな収穫でした。
また、「極限早繰り銀の定跡を知りたいけど、本は高くね?」と言う人は、将棋世界8月号の付録がおすすめ。こちらは120円で買えるし、ザックリと極限早繰り銀を学べます。
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まとめ
角換わりの本は他にも良書はありますが、とりあえず今回はこの4冊に絞って紹介しました。
角換わりの本と言えば「角換わり腰掛銀研究」と言う伝説級の本がありますが、すでに絶版でアマゾンでプレミアム価格がついていますし、他にも良書はあるので今回は選外となりました。(お金大事だからね)
また、一手損角換わり系の本も、一手損角換わり自体少なくなっていますし、普通の角換わりを知っておけば一手損も十分に戦えるので、今回は選外です。